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世の中ななめに眺めれば

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マイナンバー

「マイナンバー制度」というのが来年1月より発足するということで、間もなく各個人にその番号が通知されるそうです。
その内容はともかく、制度の名前が「マイナンバー」というのはヘンですね。
番号の通知を受けた人が、「これが私の番号だ」というので「マイナンバー」というのならわかるけど、番号を授ける方が「これがあなたのマイナンバーですよ」ではおかしいです。
英語だと「This is your my number.」
もらった人は「Oh,  this is my my number, wonderful !」
なんてことになるのでしょうか。マイマイナンバーなんて、でんでん虫の番号か。

「マイカー」って言葉はありますけど、これは車を自家用に使用している人が、車を手にした後で言う言葉で、マイカー屋さんでマイカーを売っているわけではありません。
広告にしても車のものはあっても、マイカーの広告はないですね。
「新発売のマイカーは燃費が40%改善(当社比)されています」のようなキャッチフレーズは見たことがありません。

親が幼児の息子に、「これは僕ちゃんのおもちゃだからね」などと言うのと同じ言葉使いです。国民なんか幼児と同じ頭のレヴェルだと考えているみたいです。さすが、東大出の秀才官僚の思いつくことはちがいますね。
慣れないカタカナなど使うから結果がよくないので、いつものように「個人識別用等多目的付与番号」くらいにしておけば問題なかったのに。

「my number」の対義語を考えてみました。
対義語とは反対概念の言葉ですね。
例えば、

「巨人軍は永久に不滅です」→「猛虎軍はそのうち滅びます」
「巨人・大鵬・玉子焼き」→「阪神・柏戸・わさび漬け」
「巨人の星」→「阪神の太陽」
「北陸新幹線」→「南海旧支線」
「中国軍事パレード」→「辺境民事スタンディング」

とするようなものです。
こんな感じで行くと、

「my number」→「nobody's null」

てなことになりますか。





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2020年のオリンピックはケチが付いたか?

メイン競技場の問題もこれからどうなるのかまだ見えてこないのに、またトラブルが発生しましたね。

エンブレムのデザインがベルギーの劇場のロゴマークと似ている、という件です。これを発案した人は、「盗作など事実無根、そんなロゴマークなど見てもいない」と抗弁しました。ということは偶然に同じようなものが出来てしまったのだ、と言いたいのでしょう。
それが本当だとしても、エンブレムよりも前からデザインの骨格が似た劇場のマークが存在していたことはまぎれもない事実なので、エンブレムのデザインにはオリジナリティが欠けている、とせざるをえません。

エンブレムのデザイナーが真のクリエイターだったら、自分の創り上げた作品に似たものがすでに存在していると判明した時点で、自己の作品は無価値であると考えるに決まっています。
そのような作品が採用されるのを潔しとしないはずです。当然ギャラなどは受け取らないでしょう。
JOCのオフィスで事務をしてるお兄さんが仕事の片手間にデザインした、というようなことなら、まあしょうがないか、とも思いますが。

IOCなどでは「問題ない、問題ない」と言っているようですし、また「商標登録されていないので、法的にはセーフ」てなことを言う人もいるようですが、そんな話ではないでしょう。

ここはひとつ、競技場と同様白紙に戻して、オリジナリティのあるエンブレムを創ってもらいたいものです。

もうひとつ心配なことは、ここしばらく猛烈な暑さ続きで東京でも8日連続の猛暑日(最高温度35℃以上)なんて記録を作っていますが、
5年後のちょうど今頃に競技が開催されているわけですで、その時もこんな暑さだったらどうするのでしょうか。
屋外で行う競技では選手にも観客にも熱中症患者が発生しそうです。
北欧の選手など、日本の高温多湿に慣れていないアスリートは気の毒ですね。日本へ来る前に、赤道直下の熱帯雨林などで「低地トレーニング」を行う必要があります。

「・・・アンダーコントロール」などと嘘をついて招致した五輪ですが、ここへ来ていろいろ歪が出てきたように見えます。

集団的自衛権は必要だ、宇宙人が攻めて来る時は

宇宙人が地球を侵略しようと攻撃して来た時には、これはもう集団的自衛権は不可欠です。
米国が地球外生物に襲われている際に、「日本は憲法9条があるから助けに行けない」などとは絶対言えません。もちろん米国のみならず、中国や朝鮮半島が攻撃されている時も同様に、力を合わせて反撃しなければなりません。

ある確かな消息筋からの情報によると、年内にもアルクトゥールス星人が地球を攻撃しそうである、というのです。
アルクトゥールスとはアンドロメダ星雲のほぼ中央近くにある恒星・A131の第7惑星の名前で、そこには高度の知性を有する生命体が存在します。この生命体は、高度の知性を持つとは言え、細菌が進化した生物なのでとても我々人類とはコミュニケーションが取れません。タコの進化型である火星人ならまだ何とか分かり合えそうですが。
従って、アルクトゥールス星人が地球に襲来した際には殺すか殺されるかの死闘になることは言うまでもないことなのです。

こういうことが想定されるから、現政権は安保関連法案の成立を急いでいるのですね。
ではなぜそのことが公表されていないのか。それは、公表すると日本人はパニックになって何するかわからず、危険でしょうがないからです。
オイルショックではトイレットペーパーを買占めに走るし、水道水の放射線量が若干高いとなるとミネラルウオーターが店頭からなくなるようなことになります。
宇宙人が攻めて来る、などというと何するかわからず危険きわまりないので、日本では公表されていません。
「日本人はアホやから真実が言えへん」というのが国際世論なのです。

某月某日、某所にて三者会談が行われました。

バラクさん:もう時間的な猶予ないですよ、早く集団的自衛権決めてもらわないと。世論がその気にならないのなら、仮想敵国を設定して、それが攻めて来るって脅せばいいんですよ。悪いけど、チンピンさんとこ仮想敵になってくださいよ。
チンピンさん:そらちょっと無理やろ。うちと日本は経済的に強よう結ばれていて、互いになくてはならん相手やから「敵」になりようがない。ここ2~30年で日本の資本がどんだけ投下されたと思うてはるの?半端な数字やないで。こんな関係やから日本人がうちを仮想敵国と考えるわけないやろ。
シンゾーさん:いや、それは大丈夫、であります。なんとなれば、日本人はお上の言うこととマスコミの言うことは頭から信用するから、であります。
従いましてわたくしはTVに出演し、チンピンさんの国が仮想敵であることを国民の皆さんへ丁寧に説明します。またマスコミの幹部に寿司をご馳走し、チンピンさんとこがいかに恐ろしいか、最近はどんどん台頭してきて脅威になっているか、を国民に宣伝してくれ、と頼むことといたします。
バラクさん:そりゃいいね。じゃ、それで決まりだ。チンピンさん、すまんけどそうしてね。
チンピンさん:あーあ、結局はうちが悪者かいね。まあ、しゃあないか、全地球のことを考えて引き受けたるわ。

         *************

というようなことがあったので、その後チンピンさんはシンゾーさんと顔を合わせても仏頂面をしていたのですね。

繰り返すようですが、
だから集団自衛権は必要なのだ、宇宙人が攻めて来る時は。

記述式問題の答案をコンピューターで採点?

6月14日付けの朝日新聞の報道によると、大学入試センター試験に代わる新テストで「文部科学省が記述式問題についてコンピューターによる採点支援を検討」とあります。
へえ、コンピューターで思考力、判断力、表現力がわかるのかな?

もしそうなら、森鴎外の文章と夏目漱石の文章と、どちらの点数が高いかなどもでるのでしょうかね。
谷崎潤一郎と川端康成とではいずれの文がよりノーベル文学賞にふさわしかったか、とか、大江健三郎と開高健を比較すると、芥川賞作家としてはどっちがすぐれていたか、なんてことも結果がわかることになってしまうのでしょうか。

だけど、自分の書いた文が(たとえ試験の答案であったとしても)コンピューターの野郎に採点されるなど筆者には耐えられませんね。
筆者の受験のころが、進学適性検査も共通一次試験もセンター試験も、なかった時代だったのは幸せでした(コンピューターも普及してなかったし)。択一式試験ならともかく、記述した文章の答案を機械などに判定されるくらいなら、受験などくそくらえだ、と考えたことでしょう。

こういうことが行われるようになれば、受験予備校では「コンピューター受けをする文章の書き方講座」が開かれることでしょう。
「コンピューター受け」ってどんな風にすればいいのか、ちょっと考えてみました。例えば、
<私はひとつの猫だ。人々によって私に与えられるところの私の名前を私はまだ持っていない。私がどこで生まれたかということは私にとって全くわからないところのものである。ただ、少し暗い湿潤な場所において私がニャーニャーと泣いていたことだけを私は記憶している・・・>

こんな感じでしょうか。
主語は絶対省略してはならないし、人称代名詞の所有格や目的格も律儀に書かなければだめですよ。

「国立大学に<日の丸>と<君が代>を」

なんて言いだしているようです。
そもそも国旗も国歌も単なる記号であり、他の国から自国を区別するための標識にすぎないものなので、日本にある日本の大学でどうして国旗を掲揚したり国歌を歌ったりしなければならないのか、わけがわからん。
まあ、東大がサンフランシスコに「UTSF」なる名前で分校を設立したのなら、そこが日本ルーツの学校であることを示すためには意味あるかも。
そうでないのにこんなヘンなことを考えるのは、もう理屈じゃないんでしょうね。「オレの言うことは何でもその通りにせよ」とばかりにおのれの威光を社会に及ぼしたい一心であろうとしか思えません。


気概ある大学ならシカトするでしょうが、学長が「体育館裏へ呼び出さ」れるのは困るなどと考えて受け入れるところも出てくるかもしれません。抵抗すると、財政面で圧力をかけてくるのも目に見えているので、屈服するところが多くなる可能性もあります。

こうした場合せめて「面従腹背」の精神だけは保ってもらいたいものです。
日本人って、強大な力を有するものへの対し方は、①負けるの承知で正面からぶつかる、②唯唯諾諾と従う、のどちらかですね。①の典型は先の戦争末期の特攻隊だし、②の典型はマッカーサー占領軍への対応です。
①でも②でもない第三の選択肢として面従腹背、すなわち口では「ヘイヘイ」と言っておきながら後ろを向いて舌を出す、というのがあります。従順のように見せかけながら裏へまわってレジスタンスやゲリラ行為を行って支配者の力を殺ぐやりかたですね。
日本人はどうもこれが不得手というのか、やりたがらないみたいです。敗戦のときも、マッカーサーはレジスタンスやゲリラ的行動が必ずあるものとして乗り込んできています。日本人の私信はすべて開封して検閲したのも、そうした動きを事前に察知して抑えるためだったのですが、そんな行為はまったくなくて拍子抜けしたことでしょう。
小松左京のSF小説「地には平和を」では、終戦直後のパラレルワールドで日本人ゲリラが活動しますが、他には見たことも聞いたこともありません。

しかしながらこのような時代になってくると、不得手だなんても言ってられません。
無理やり「君が代」を歌わされそうになったときはどうするか?
クチパクもいいですが、いずれ本当に声をだしているかどうか調べにきますよ。配属将校ならぬ配属官僚のような人物が駐在して、声を本当に出しているかどうか騒音計を持ってチェックするでしょうよ。そのときは母音で歌う、というのがいいと思います。
「君が代」が歌いたくないのは、もっぱらその歌詞に起因しています。メロディーというものは、好き嫌いあっても、所詮「異なる周波数を持つ空気振動の連なり」に過ぎません。抽象的なものなので罪はないですね。
だから母音でがなりたてて声を出すという方法を採用しましょう。
「母音で歌へ、君が代」というわけです。

「いいあお」

いいああおおあー
いおいいいあいおい
ああえいいおー
いあおおあーいえ
おえおううううあああえ


または冒頭の一字だけ別の字に置き換えて歌う、という手もあります。
「き」を「た」にチェンジするのです。

「民が代」

民が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌となりて
苔のむすまで

民が代、すなわち民主主義の世の中は
千年も、いやそれ以上
小石が集まって
大きな岩となり
それに苔が生えるまでも続いてほしい

いや、なかなかいい歌詞ではないですか。
大学の関係者、教員や学生、が権力にガチンコでぶつかって行って処分される、などつまらないことにならないよう祈っています。


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